しとみ戸と雪障子戸

江戸時代から変わらぬ店構えの竹藤、この店を守って来るのには大変な苦労と忍耐がありました。
竹藤では、江戸時代のシャッターとも言えるしとみ戸を毎日、12~17枚開け閉めし、更に雪障子戸を4~8枚運んではめています。
全て開けるのに20~30分、閉めるのにも同じくらいかかります。

ここ数年、店のか西側は雪障子戸は、はめてきませんが実は昭和46年までの竹問時代まで、長い竹を扱っていたため、雪障子戸は、はめずに商売をしていました。
雪障子戸は、竹製品を売るようになってから蔵に保管してあった、冬場の雪対策の障子戸を修理して使い始めたそうです
中心のしとみ戸には、夜間の出入り口となる潜り戸があり、慣れないと開け閉め出来ないずっしりした、重さがあります。
父が病気してから5年前にこの真ん中のしとみ戸の部分のみ、母ひとりでは限界になり、シャッターをとりつけました。
と、いってもしとみ戸は、そのまま残されていて、今も普通に開け閉めできる状態になっています。


画像が悪いですが昭和初期の竹問屋時代(営業中)です。
昭和46年頃
夏は暑く、冬も外と同じ気温の店内、雨風、雪も吹き込んできます。
向かい側に13階建てのマンションが建ち、風があるとビル風で商品も吹き飛ぶようになってしまいました。
このしとみ戸と雪障子戸、実は既にボロボロで何度もバラバラになりながら、修復し使っています。
父や親戚で素人が修復した部分が多く、板を裏から貼り付けて押さえてあるので、どんどん重くなっています。
そのままの板を利用して修復したいと考えていますがどのくらい利用できるかわからない程ですがこちらもこれを機会に修理していこうと思います。
今後、テナントに入っていただくためには、景観を壊さずに開け閉め楽になり、寒さ対策もできるようにしたいと考えています。
景観の問題もあり、今回の見積もりには、入っていませんがどのようにするか身長に考えていきたいと思います。

竹藤・たけとう茶屋

天保12年(1841年) 会津最古の商業建築『竹藤』  城下町会津で江戸時代、武士町人が行き交う一番繁華街であった、一之町(現在中央一丁目)  会津唐人凧、竹細工、民芸を扱うお店です。  作家さんの出店コーナーもあります。  竹問屋時代のままの会津唯一の町家づくりで茶屋(カフェ)は、商家の歴史史料館としてもお楽しみいただける元お菓子教室講師が作る、こだわりスィーツが人気のお店です。

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