竹藤、たけとう茶屋の紹介

 竹藤は、江戸時代から続く竹問屋でした。会津最古の商業建築で幕末の天保12年(1841年)に建てられました。

 会津の中心、中央一丁目。
 城下町会津で江戸時代、武士町人が行き交う東北一番の繁華街であっ一之町。
 会津は、酒どころであったので、竹は酒桶の箍(たが)として大量に消費されていました。竹は滝沢峠を越え牛車で会津に運ばれていましたが、住時竹藤は牛三頭を近郊農家にあずけ、竹運びの時におもむろに使役していました。
 店の中心には荷印の入った暖簾、雪障子戸、しとみ戸、帳場、野郎畳(へりのない畳)、もうどこでも見られなくなった土間、牛や馬を継いだ柱は特に丸くなり、タイムスリップしたように江戸時代の昔を思い出させてくれます。
 閉店時は、しとみ戸を閉め、開店の時に16枚に分かれたしとみ戸をあけ、8枚に分かれた雪障子戸を1枚づつ運んではめていきます。

 主屋は、明治初期の小火により、一部建て替えられました。
冠婚葬祭ができるように本間の(91×182㎝))8~10畳の3つの部屋が並んでいます。
客間には、江戸時代の武士、武井柯亭の書の書かれた襖がのこされています。
他にも竹の爛漫、かまど、食器棚などが当時のままの姿で残されています。
現在は、土間に厨房が建てられていますが、広い土間は竹問屋の作業場として、使用されていました。
土間から中庭にかけて、4~5mの竹を職人が押しながら割り進めていたため、庭に続く広い土間となっていました。

2020年5月これまで生活の場として、店の在庫置場として利用していた母屋を修復し、たけとう茶屋がオープンしました。
残された古文書から知ることが出来た、江戸時代の会津商人と会津藩との関わり。
会津商人の歴史を伝える場にしていきたいと考えています。